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カロライナ・クーガーズ(Carolina Cougars)は、アメリカ合衆国に存在したABAのバスケットボールチームである。 1969年設立され、1974年に解散した。1967年のABA設立当初はヒューストン・マーベリックスといった。チームは3年間ヒューストンでプレイした後、1969年の終わりにノースカロライナ州に移転した。チームカラーは緑、青、白である。 ==歴史== ヒューストンで生まれたクーガーズは、1969年にノースカロライナ州に移転してきた。1970年代、ノースカロライナ州にはプロスポーツチームの大都市がなく、チームはシャーロット、グリーンズボロ、ローリーなどでプレイした。 クーガーズはコート内で成功したとは言えず、1969-70シーズンは42勝42敗、1970-71シーズンは34勝50敗、1971-72シーズンは35勝49敗だった。69-70シーズンだけABAプレイオフに進出したが、イースタン・ディビジョン準決勝(プレイオフ1回戦)ではるかに強いインディアナ・ペイサーズに敗れた。このような成績にもかかわらず、クーガーズは良いファンを持っていて特にそうしたファンはグリーンズボロに多かった。 1972-73シーズン、クーガーズは引退したABAの選手、ラリー・ブラウンと、クーガーズの選手だったダグ・モーをコーチとして契約した。このシーズン、ビリー・カニンガム、ジョー・コールドウェル、マック・カルヴィンというそのシーズンオールスターに出場した3人を擁し、カニンガムはリーグのMVPを受賞した。クーガーズはフランチャイズ記録となる57勝27敗でABA最高勝率だった。プレイオフ1回戦でニューヨーク・ネッツを4勝1敗で倒したが、ケンタッキー・カーネルズとのイースタン・ディビジョン決勝を3勝4敗で落とした。 1973-1974シーズンは、ノースカロライナ州でのクーガーズ最後のシーズンになると信じられていた。負傷者が出たりチーム内部のごたごたがあったが47勝37敗でシーズンを終えて、イースタン・ディビジョン準決勝でカーネルズに4連敗した。1974年シーズン終了後、チームはミズーリ州に移転、1976年にABAが解散するまでセントルイス・スピリッツとなった。クーガーズは他の多くのチームよりファンの支持もあって比較的成功したが、チームの移転を引き留めるまでには十分ではなかった。プロバスケットボールチームは1988年にノースカロライナ州にシャーロット・ホーネッツがNBAに加入したとき戻ってきた。2002年にホーネッツはニューオーリンズに移転したがその2年後の2004-05シーズン、シャーロット・ボブキャッツが再びできた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カロライナ・クーガーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Carolina Cougars 」があります。 スポンサード リンク
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